先日の Men At Work の話でちらっと書きましたが、同じく1983年に、ちょっと似た名前のバンドがいました。カナダの Men Without Hats です。
【Men Without Hats】
イギリスのバンドかと思うようなポップな曲調が魅力です。代表曲である "The Safety Dance" は 1983年9月に Billboard HOT 100 で最高3位(4週連続)という大ヒットを記録しています。
Men Without Hats
(1983/09/10付 最高3位)
私がちょうど洋楽にのめり込み始めて間もないころで、大好きで良く聴いていた曲でした。
しかしこれに続くシングル "I Like" は1983/11/26付の最高84位で終わり、それっきり HOT 100 に登場することは無くなってしまいました。
それから4年後。再び "Pop Goes The World" で HOT 100 に帰ってきたのです。「もう次のヒットは無いかな」と思っていた好きだったアーティストが何年も経ってからまさかの再登場をするのは、本当に嬉しいものです。
Men Without Hats
(1988/02/13付 最高20位)
"The Safety Dance" に比べてポップ感が強くなっていて、楽しい気分になれる心地よい曲で、こちらも大好きになりました。
大ヒットとまではなりませんでしたが、TOP20入りは良い結果だと思います。。
残念ながら彼らの Billboard HOT 100 入りした曲はこれらの3曲のみでしたが、他に Billboard Danceチャートや本国カナダで数曲の小ヒットがあります。
ベストアルバム "Collection" (1996年) には、リリースされたほぼすべてのシングルが収録されています。
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"Collection" (1996年) Men Without Hats |
なんと驚いたことにこのCD、輸入盤なのに歌詞カードが付いています! (※輸入盤は滅多に歌詞カードが付きません)
しかも、ディスコグラフィー付き! (※輸入盤にはそんな気が利くものは普通ありえません)
CDケースも、大量生産品のケースではなく、透明ケースでデザインされています。せっかくのベスト盤ですから、通常よりサービスしてくれているのでしょう。嬉しいですね。
- Men Without Hats 参考リンク:
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余談で繰り返しますが、輸入盤(=海外製CD,レコード)というのは、曲解説も歌詞カードも無いのが普通です。ジャケットはペラっと1枚の紙が折り畳んで入っているだけで、作詞・作曲・演奏・プロデュースなどの制作参加者名や、せいせいメンバーの写真がある程度です。
その他にも、日本盤のような「帯」なんて無いし、開封用テープも無いし、そもそもラッピングが無い場合も珍しくないし、ケースが割れているなんてザラだし…。
日本盤CDに慣れてしまっていると、輸入盤を手にした時、あまりのアッサリ(バッサリ)感に驚かされることと思います。
だから日本盤は相対的に高い、とも言えますが。
…これも、いずれ話題にしようと思います。