2021年8月31日火曜日

ゲーム機博物館: バーチャルボーイ

2年前まで ウェブテクノロジのゲーム機博物館 にあった、珍しめのゲーム機を紹介していきます。第1回は任天堂の「バーチャルボーイ」です。

※2年前に twitterで紹介した ものに画像を追加し、サイズも少し大きくしました。

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「バーチャルボーイ」(任天堂 1995年発売)

名前は知られていますが、現物を知らない人は多いかもしれませんね。 

国内販売台数は15万台。 

 

■本体

 撮影のために15年ぶりくらいに動かしてみたのですが、ゲーム自体は起動して音は鳴るのに、肝心の3D画面が壊れてしまっていて映りませんでした…。

 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY 本体(背面)
バーチャルボーイ 本体(背面)


バーチャルボーイ VIRTUALBOY 本体(正面)
バーチャルボーイ 本体(正面)

■コントローラー

左右に十字キーが付いているのが特徴です。 裏側にもボタンがあります。


バーチャルボーイ VIRTUALBOY コントローラー(表)
バーチャルボーイ コントローラー(表)

バーチャルボーイ VIRTUALBOY コントローラー(裏)
バーチャルボーイ コントローラー(裏)

■ソフト

 ソフトはカートリッジの蓋を外して、本体の裏側に挿しこんで使います。これ、蓋だけ無くしちゃいそうです。

 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY ソフト
バーチャルボーイのソフト

 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY マリオテニス パッケージ(表)
マリオテニス パッケージ(表)
 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY マリオテニス パッケージ(裏)
マリオテニス パッケージ(裏)
 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY マリオテニス カートリッジと蓋
マリオテニス カートリッジと蓋
 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY カートリッジを本体に挿したところ
カートリッジを本体裏側に挿したところ
 

■説明書など

バーチャルボーイの取扱説明書です。
同梱のパンフを見て、高さ調整できる別売りスタンドが
存在していたことを知って驚きました。

 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY 取扱説明書 マニュアル
取扱説明書

 
バーチャルボーイ VIRTUALBOY 取扱説明書 マニュアル
取扱説明書
楽な姿勢で遊ぼう

 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY 取扱説明書 マニュアル
取扱説明書
苦難続きのバーチャルボーイ君(?)
 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY アクセサリー パンフ アジャスタブルスタンド Adjustable Stand
アクセサリーのパンフ
アジャスタブルスタンド

 

バーチャルボーイ VIRTUALBOY アクセサリー パンフ ACアダプター アイシェード
アクセサリーのパンフ
ACアダプターとアイシェード

 

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それではまた後日、次のゲーム機を紹介します。 

※これらは2019年8月に 夢の図書館 マイコン博物館 様へ寄贈しました。いずれ展示されると思います。 

2021年8月29日日曜日

ウェブテクノロジの2つの博物館

かつて、西池袋の「株式会社ウェブテクノロジ」社内には、「98博物館」と「ゲーム機博物館」がありました。

98博物館は小高社長が収集した「NEC PC-9800 シリーズ」中心の古いPC関連コレクション。
そしてゲーム機博物館は私が集めた古いゲーム機のコレクションと会社所有品の新しめのゲーム機です。


ウェブテクノロジ 98博物館 PC-9801
98博物館の一部



 

ウェブテクノロジ 98博物館 PC-9801
98博物館の一部

 

 

ウェブテクノロジ 98博物館 PC-9801
98博物館の一部 (98以外も)

 

初代 NEC PC-9801
初代 NEC PC-9801 (完動品)

 

ウェブテクノロジ ゲーム機博物館
ゲーム機博物館 (古めのほう)

 

ウェブテクノロジ ゲーム機博物館
ゲーム機博物館の一部 (新しめのほう)


 

残念ながらこれらは、2019年8月に西池袋から渋谷へ移転するさいに持って行くことができず、いずれも「夢の図書館」様へ寄贈しました。順次、展示に追加されているようです。

とにかく古い貴重なもの・懐かしいものがたくさん展示されている博物館なので、興味あったら是非、行ってみてください。

 

その引っ越し当時、ゲーム機博物館のほうを、一台ずつ写真に撮ってtwitterで紹介し好評だったのですが、twitterだともう遠くへ流れていってしまいました。

なので後で見返し易いように、今後このブログで改めて時々、少しずつ紹介していきたいと思います。twitter のものより少し大きめにして、未公開の写真も追加します。

※メジャーすぎるものや新しいものは基本的に除外します。なるべくレアなもの中心で。 


2021年8月26日木曜日

「ウェブテクノロジの小野です。」

今回は、私と勤め先のウェブテクノロジとの、出会いから現在、そして今後について書きました。

◆ ◆ ◆


【出会い】

1996年5月15日。当時フリープログラマーだった私は、「有限会社ウェブテクノロジ (当時)」創業者の二人、小高輝真ささんと清水和文さんに初めてお会いする機会がありました。

お二方とも当時、既に「アスキー」「ざべ」などのパソコン雑誌に寄稿したり、PC9801や一太郎の解説本も何冊も執筆されている、当時のパソコン好きにとって「あこがれの有名人」でしたから、お近づきになれたことが嬉しくて非常に舞い上がっていたのを覚えています。

1991年2月13日創業の同社は、当時はまだ社員が3人だけで、Windowsのプログラマーを探していました。私は外注としてお仕事をお手伝いすることになりました。

すべてはここから始まりました。

 

株式会社ウェブテクノロジ Web Technology Crop. 会社ロゴ
2008年までの会社ロゴ


当初私は平行して他社の仕事もやっていましたが、徐々にウェブテクノロジの仕事が増えていきました。とにかく、新しい試みや体験が次々とあって、それが本当に楽しかったです。

なので、社員にならないかと誘っていただいたときも、迷うことはありませんでした。1998年2月より、私は「株式会社ウェブテクノロジ」の5人目の正社員となりました。
(数年後には3番目の古参になってしまいましたが…)

 

小野知之 ウェブテクノロジ 名刺
私のウェブテクノロジ最初の名刺


【作り続けた日々】

それからは、ウェブテクノロジで本当にたくさんのソフトを作って来ました。
大ヒットしたものもあれば、いまいちで短命に終わったものもあり…。
「自分たちでソフトを作って売る」というこの事業は、若干のプレッシャーがありつつも、常に活気に溢れていました。

この25年感で、私が開発に関ってきたウェブテクノロジのソフトは、ざっとこんな感じです。 


  • OPTPiX (1997年発売~2000年販売終了)
  • Getweb! with ImageBrowser (1998年発売~2003年販売終了)
  • GetPHOTO! (1998年発売~2001年販売終了)
  • EXEpress (1998年発売~)
  • OPTPiX webDesigner / Snap! (1999年発売~200?年販売終了)
  • OPTPiX iMageStudio / imesta / ImageStudio シリーズ (1999年発売~)
  • SpriteStudio シリーズ (2005年発売~)
  • EsPix Pro (2010年発売~201?年販売終了)
  • コミPo! / ComiPo! (2010年発売~)
  • ノートくっきり (2015年公開~)
  • セイカ歩数計 (2015年公開~2018年開発移管)
  • OPTPiX SmartJPEG (2017年発売~)
  • OPTPiX IndexColorShader for Unity (2021年公開~) 

 

他に受託開発したソフトもいろいろありました。、何本か忘れているものもあると思いますが…。とにかく、Windows用ソフトであればほぼ全部に関っていると思います。


【OPTPiX と共に】

この中で、画像減色ソフト「OPTPiX (オプトピクス)」のヒットが、その後の会社と私の運命を決めたと言っても良いと思います。

1997年にシェアウェア(オンラインソフト)として発売した初代「OPTPiX」は、当時大人気だったPCゲームメーカーの Leaf さんが採用・紹介していただいたことから一気に話題になりました。その結果、コナミさんとスクウェアさんから「プレステ用にカスタマイズしてほしい」との開発依頼を頂くに至りました。

OPTPiX (1997年)
起動スプラッシュ画像

これをきっかけにゲーム開発業界へ参入しました。上位製品となる画像最適化ソフト「OPTPiX iMageStudio」シリーズは「ゲーム開発用画像処理ソフトのデファクトスタンダード」として一気に業界全体へ広まり、ウェブテクノロジの主力製品となりました。

OPTPiX iMageStudio 5 の起動画面
OPTPiX iMageStudio 5 (2004年)
起動スプラッシュ画像

 

その後も、携帯電話、デジタル放送、カーナビ、自動車、パチンコ・パチスロ、OA機器などなど、「あらゆる画像表示機器」へと対応分野を広め、「画像処理のウェブテクノロジ」としての地位をかためながら現在に至っています。

 

そしてこれらの実績が認められ、ウェブテクノロジは2018年5月、同じくゲーム開発業界向けを中心として最強の音声・動画ミドルウェアなどを開発している「株式会社CRI・ミドルウェア」の100%子会社となりました。
長年、みんなで頑張ってきたことが高く評価されたからこそ実現したことなので、ここまで自分たちの会社の魅力を高められたことをとても誇らしく思っています。


【コミPo! の誕生】

 一方、OPTPiXシリーズと平行して、他にも様々なソフトを作って来ました。その代表の一つは、なんといっても「コミPo!」でしょう。

主にゲームなどの開発業界のプロ向け製品開発に注力してきたウェブテクノロジが突如、一般市場(コンシューマー)向けの製品を作ったのです。
とはいえこれは当時、漫画家の田中圭一さんが社員であったことがきっかけで実現したものですし、元をたどれば田中さんが入社したのも、OPTPiXによるゲーム業界との強い結びつきがあったからこその縁でした。つまりコミPo! もOPTPiXがあったからこそ生まれた製品と言えなくもないでしょう。

コミPo! は、紆余曲折あって死にそうな思いもしながら作り上げ、2010年12月15日に無事発売され、「使いやすい」「便利」「こういうのが欲しかった」といった非常に高い評価を多数頂くことができました。これは、特に OPTPiX シリーズで長年培って来た、UIや操作性についての知識と、さりげなく豊富な画像加工機能などがあったからこそではないかと思います。

コミPo! 製品ロゴ
コミPo! 製品ロゴ

その後は英語版「ComiPo!」も発売し、世界中のたくさんの熱心なユーザーの皆さんに支えられながら、多くはないもののジワジワと売れ続け、おかげさまで昨年末には発売10周年を迎えることができました。

そして更に、コミPo! を作った会社・・・私の自慢の「ウェブテクノロジ」の名前が、ゲーム開発業界などの限られた人達の間だけではなく、一般の方々にも知って覚えてもらえたことが、最高に嬉しいです。これだけでも「コミPo! を作って良かった」と思えるほどです。


【そして創業30年】

こうして今年、2021年2月13日に、ウェブテクノロジは創業30周年を迎えることができました。30年も会社を続けてこられたのです。非常に大きな達成感のある数字です。

自分は、「ウェブテクノロジ」で「OPTPiXシリーズ」と「コミPo!」を作るためにプログラマーになり、今まで生きて来たんだと思っています。

これらは、私の生涯の誇りです。


株式会社ウェブテクノロジ Web Technology Corp. 会社ロゴ
現在の会社ロゴ

 

【これから】

今日、2021年8月26日。
親会社のCRI・ミドルウェアから、下記の情報が公開されました。

2021年9月30日をもって、「株式会社ウェブテクノロジ」は、30年半の歴史に幕を降ろすこととなりました。 

ウェブテクノロジはCRI・ミドルウェアに吸収合併され、10月1日からは社員も製品もすべて移籍・移管となります。

現行製品の開発・販売・サポートは合併後も変わらず継続しますが、ウェブテクノロジとしてではなくなります。

 

ウェブテクノロジは30年以上、潰れることもなく、やり遂げました。そして、 ウェブテクノロジが築き上げてきたものは、CRI・ミドルウェアの中で今後も生き続けます。


私に最高のプログラマー人生をくれたウェブテクノロジ・・・ここでソフトウェアを作れて本当に幸せでした。今まで本当にありがとうございました。

 

小野知之 ウェブテクノロジ 名刺
私のウェブテクノロジ最後の名刺

 

CRI・ミドルウェアになっても、「OPTPiXシリーズ」「コミPo!」をはじめとする旧ウェブテクノロジ製品をよろしくお願いします。

 

(※実は、この文章を残したいと思ったのも、このブログを始めようと思ったきっかけの一つでした。こうして残せて良かったです。)